シンポニー®の治療により、以下の副作用があらわれる可能性があります。早期の発見・対応が重要ですので、少しでも「おかしいな」と感じることがありましたら、できるだけ早く医師または看護師にご相談ください。 
								特に、TNFαのはたらきを抑える治療を受けると、細菌やウイルスなどの病原体に対する免疫力が低下するため感染症にかかりやすくなる可能性があり、注意が必要です。
								
								
								
								
							 
							
						
						
								
									
重篤な感染症
									シンポニー®はTNFαの作用を抑制することで効果を発揮しますが、TNFαのはたらきが抑えられることで免疫力(体を病原体などから守る力)が低下して、感染症にかかりやすくなる可能性があります。
									副作用の多くは鼻咽頭炎(風邪の一種)、上気道感染、気管支炎などの軽度なものですが、敗血症、肺炎、結核などの重篤な感染症や、真菌などの日和見(ひよりみ)感染症にかかりやすくなる可能性があります。
								
								
									
脱髄疾患(だつずいしっかん)
									神経を覆っている膜(髄鞘(ずいしょう))が破壊される病気(脱髄疾患)が起こることがあります。代表的な疾患に多発性硬化症があります。
									脱髄疾患にかかっている方または既往のある方、あるいはご家族に脱髄疾患と診断されたことのある方がいる場合は、必ず医師に伝えてください。
								
								
									
血液障害
									血液中の白血球、好中球、血小板などが減少することがあります。
								
								
									
間質性肺炎
									発熱、咳、息苦しいなどの症状がみられたら、医師に伝えてください。
								
								
									
うっ血性心不全
									うっ血性心不全があらわれる、または症状を悪化させることがあります。
								
								
									
B型肝炎の再燃
									B型肝炎ウイルスキャリアおよび既往感染の患者さんでは、B型肝炎が再燃することがあります。
								
								
									
自己免疫疾患
									異常な自己免疫反応により自己抗体があらわれ、関節痛・筋肉痛・皮疹などの症状があらわれることがあります。
								
								
									
悪性腫瘍
									本剤との因果関係は不明ですが、投与を受けた患者さんでは悪性腫瘍・悪性リンパ腫が生じるリスクが高くなる可能性があります。
								
								
									
アレルギー反応
									呼吸困難、血圧低下、じんましん、吐き気などを生じるアナフィラキシーショックを含む重篤なアレルギー反応が起こることがあります。
								
								
									
ラテックスアレルギー
									本剤の注射器の注射針カバーの素材には乾燥天然ゴム(ラテックス類縁物質)が含まれているため、ラテックスに過敏な場合、まれにかゆみ、発赤、じんましん、むくみ、発熱、呼吸困難、喘息様症状、血圧低下、ショックなどのアレルギー症状を起こすことがあります。