はじめにキャップをひねってセーフティシールを破り、キャップをまっすぐに外します。
注射直前までキャップを外さないようにしてください。
キャップをすぐに捨ててください。
薬液のしずくがみられることがありますが問題はありません。
針を破損させるおそれがありますので、キャップは付け直さないでください。
キャップを外した後にオートインジェクターを落とした場合には、使用しないでください。医師または薬剤師、医療機関に連絡して、指示にしたがってください。
ボタンに触れないようにオートインジェクターを持ち、皮膚に垂直にあてます。
注射部位ができるだけ平らな状態であること、緑色のセーフティスリーブが皮膚にぴったり付いていることを確認してください。
皮膚をつまんで投与することにより、つまんだ指に針が刺さる事故の発生が報告されています。特に皮下脂肪が少ない(痩せた)患者さんでは、つまんだ指に誤って針が刺さるリスクを軽減するため、オートインジェクターは皮膚に対して垂直にしてください。また、注射部位が平らな状態になるよう注意してください。
注射する位置を決めている最中は、ボタンに触れたり押したりしないでください。
オートインジェクターを皮膚に強く押しあてると、緑色のセーフティスリーブが透明カバー内にスライドします。
注射部位に強く押しあて過ぎないでください。
緑色のセーフティスリーブが透明カバー内に収まる程度に押しあててください。
緑色のセーフティスリーブが透明カバー内にスライドする前に、ボタンに触れたり押したりしないでください。
オートインジェクターを皮膚に
押しあてたまま、 もう一方の手で、ボタンの隆起部を押します。
1回目のカチッという音が鳴り、薬液の注入が始まります。
オートインジェクターはまだ押しあてたままにしていてください。持ち上げると、薬液がもれることがあります。
ボタンを押し続ける必要はありません。
2回目のカチッという音が鳴るまで3~15秒、オートインジェクターを皮膚に
押しあてたままにします。
2回目のカチッという音が鳴ったら注射は終了です。
オートインジェクターを皮膚から離してください。
カチッという音が聞き取れない場合は、ボタンを押してから15秒数えた後にオートインジェクターを皮膚から離してください。
投与後に薬液のしずくがみられることがありますが問題はありません。
オートインジェクターを皮膚から離します。
確認窓に黄色の表示が見えることで、オートインジェクターがきちんと動作したことを確認します。
注射が完了したら、黄色の表示が確認窓のおよそ半分の位置に表示されます。黄色の表示が揺れたり、確認窓に少ししか黄色の表示が見えない、または確認窓のほとんどに黄色の表示が見える場合も、正常に注射は終了しています。
シンポニー®を100mg注射する場合は、続けて2本目を同じ手順で注射します。
確認窓に黄色の表示が見えない場合は、ヤンセンファーマ株式会社 メディカルインフォメーションセンター 患者さん・ご家族専用窓口(0120-183-279)、田辺三菱製薬株式会社 くすり相談センター 患者さん・ご家族専用窓口(0120-331-195)までご連絡ください。
医師に相談することなく、ご自身の判断で2回目の注射をしないでください。