シンポニー®は、
バイオ技術を駆使して作られた
生物学的製剤(抗体製剤)です。
シンポニー®は生物がつくりだす抗体を利用した医薬品です。抗体とは、ワクチンが、特定のウイルスだけに結合するように、特定の異物(抗原)に結合して、その異物を体内から取り除くタンパク質です。生物学的製剤(抗体製剤)は、このような抗体の働きに着目して体内で悪影響をあたえる特定の物質だけを制御して、病気を治療することを目的として開発されました。
生物学的製剤の開発の歴史とシンポニー®の構造と製法(トランスジェニック法)
生物学的製剤(抗体製剤)の創製技術は、よりヒトに近い抗体製剤を目指して開発が進められてきました。シンポニー®は生体の自然な免疫反応を利用した「トランスジェニック法」※という方法で、100%ヒト抗体遺伝子からつくられたヒト型TNFα抗体です。
Tracey D, et al. Pharmacology & Therapeutics. 2008;117:244-279(改変)
Lonberg N. Nature Biotech. 2005;9:1117-1125(改変)